さよならが言えない
祖父は小さな小さな木の箱に収まってしまいました。
もう、二度と私の名前を呼んでくれません。
「ねぇ、そんな小さな箱の中じゃ苦しいでしょ?」
理解力はあるほうだと(勝手に)思っていたんだけれど、
脳が理解することを拒絶しています。
自分で思っていた以上にダメージが大きかったみたいです。
この家にある物の一つ一つに思い出が残っているから、
買い物してても、食事してても、思い出が蘇ってくるんです。
おかしいな。まだ「さよなら。」が言えないよ。
もう、二度と私の名前を呼んでくれません。
「ねぇ、そんな小さな箱の中じゃ苦しいでしょ?」
理解力はあるほうだと(勝手に)思っていたんだけれど、
脳が理解することを拒絶しています。
自分で思っていた以上にダメージが大きかったみたいです。
この家にある物の一つ一つに思い出が残っているから、
買い物してても、食事してても、思い出が蘇ってくるんです。
おかしいな。まだ「さよなら。」が言えないよ。